【能登地震復興】

津波により消失・浸水した
旅館再建にご支援を
お願いします

旅館復興クラウドファンディング

災害の様子

能登の生産者を守りたい

石川県の奥能登で創業90年の旅館【能登九十九湾百楽荘】の代表をしております、萩原聡彦と申します。この度はページにお越しいただき誠にありがとうございます。

1月1日の能登地震により最も被害を受けた輪島市と珠洲市の間に能登百楽荘がございます。

この度の地震により私共も被災しましたが、同時にお付き合いさせて頂いております多くの生産者様が深刻な被害を受けてしまいました。
毎日仕入れを行っていた漁港は復旧の目途が立たない程の被害を受け、多くの漁船が津波により流失してしまいました。
能登杜氏で有名な能登の酒蔵も、11軒全てが大きな被害を受け再開の目途が立っておりません。
能登牛の生産者は断水停電や道路状況の悪化により餌の運搬もままならず、衰弱死する牛が出ており大きな損害が発生していると伺いました。
農家の皆さんは家の倒壊や海水の浸水により来年の再開が危ぶまれています。
輪島塗のお取引先もニュースで大きく報道されていた通り、建物が全焼してしまい肩を落とされておりました。

皆さん豊かな食材や、長く続く能登の伝統文化を守る【他に代えがたい一流の生産者様】で、このまま地震により失ってしまうのは大きな損失であると感じます。
いくつかのお取引先に連絡すると、「まだ先行きは見えないが時間がかかっても何とかまた再開したい」と話される方もいらっしゃいました。

私たちも被害に遭い、まだまだ先行きが見えませんが、この土地で旅館を営む私たちの使命は、その生産者の方々と県外のお客様をつなげ『お取引させて頂いている100を超える生産者様が生産を始めた際に、彼らの素晴らしい生産品を、多くの皆様に能登にお越し頂きご利用頂くこと』ではないかという想いに至りました。

1旅館の再建にご支援を仰ぐのは大変恐縮ではございますが、能登の復興とともに私どもの旅館の復旧が進むことが皆様にとって能登を訪れるきっかけに繋がるのだとしたら、皆様のお力を借りながら前に進む一心でございます。

是非皆様、また安心して能登にお越しになれるようになった際には、『能登の自然を』、『豊かな食文化を』、『物作りのうまい能登の人たちの生産品を』楽しみに能登へお出かけ頂きますようお願い申し上げます。

イメージ
イメージ
イメージ

能登百楽荘について

初めて私たちを知った方もいらっしゃると思いますので、私たちが運営を行う「能登百楽荘」を少しご紹介させていただきます。

当館は創業昭和9年、百楽荘の前身の旅館も含め、現在の当主で5代目、90年ほど続く旅館です。

「奥能登の豊かな自然を感じて頂きたい」という想いで、地下30mの『洞窟風呂』や、初心者でも楽しめる『釣り桟橋』、水中ライトアップにより魚の遊泳をお楽しみ頂ける『お食事処』、日本百景九十九湾を望む『貸切風呂』など、「奥能登だからお楽しみ頂ける」「当館にしかない感動」を目指しご提供して参りました。

イメージ
イメージ

また、暖流と寒流のぶつかる能登沖は、加能蟹や寒ブリなどの豊かな海の幸はもちろんのこと、世界農業遺産認定され、昔から変わらぬ自然を残した能登だからお楽しみ頂ける豊富な山の幸をご提供しております。

お部屋などの施設も、変わりゆくお客様のご要望に合わせ、10回以上リニューアルを重ね、『5つの趣向の異なる貸切風呂』『9つのスイートルーム』『個室お食事処』をはじめ、お飲み物や軽食をお楽しみ頂ける『Premiumラウンジ』、ビリヤードダーツなどを自由にお楽しみ頂ける『GAMEラウンジ』等、百楽荘の名の通り「百(たくさん)」の楽しみをご提供できるよう努めて参りました。

おかげさまで各旅行サイトの口コミにおいて4.5以上の評価を頂き、楽天トラベルアワード・一休アワード・じゃらんnetランキング等たくさんの賞を受賞させて頂いております。

イメージ
イメージ

被害状況

この度の能登地震により、高台にある宿泊棟の倒壊は免れるごとができました。しかしながら旅館までの専用道路が地割れや土砂崩れにより車が通れない状況となり、グラスや骨董品等がほとんど破損し、水道管の破裂や、施設も一部亀裂が入り修繕なしでは利用できない状況にあります。

最も被害の大きかった海辺周辺の施設は津波により下記のような甚大な被害を受けております。

  • 海辺の土地1/2消失(約630㎡)
  • 離れお食事処2棟流出
  • 離れお食事処1棟倒壊水没
  • お食事処メイン棟浸水により使用不可能
  • 釣り桟橋半壊(半分が水没し、辛うじて陸と繋がっている状態)
お食事処メイン棟
お食事処メイン棟
震災前
震災後
震災前
震災後
震災後
震災後

能登の文化を100年先までつなぐために

能登は震災前より消滅可能性都市といわれるほど過疎化が進んでおります。今回の地震により家を失った多くの方々がこれを機に能登を離れるという話が聞こえてくるようになりました。

政府・自治体によりインフラ等の整備を行う方針が決まり大変有難く感じております。しかしながら当事者として過度な公的資金の投入が日本の未来のために本当に良いことなのかという迷いもあります。

この先永続的に能登に人が住み続けるためには、産業を私たちの力で存続させることこそが不可欠であると感じております。

能登の産業は主に、農業漁業をはじめとする第1次産業、伝統文化をはじめとする第2次産業です。

震災により文化・産業の芽を潰さず、【過疎が進み自然が残された能登だからこそ育める素晴らしい恵み】を後世に残し、能登以外の方々に知って頂き、消費して頂くことが旅館業を営む私たちの使命であると思います。

そして私たち観光産業は、インフラ整備が終われば回復するものではありません。皆様が安心して旅行楽しんで頂くためにはまだまだ時間を要すると思います。また、旅館は装置産業であるため施設回復には莫大な費用と長い時間がかかります。

この度のクラウドファンディングで、より多くの皆様にご協力を仰ぎ、復興の礎を作ると共に、皆様が能登を忘れず能登復興の状況を知って頂くことで、またお越し頂く契機になればと考えております。

頂いた支援金の使い道

【お食事処・釣り桟橋復旧工事費用】

  • 護岸・造成工事 2億5,000万円
  • 釣り桟橋復旧工事 5,000万円
  • 植栽工事 2,100万円
  • お食事処再建工事 2億2,820万円

復旧費用合計 5億4,920万円

※ 施工業者も震災によりまだ依頼ができる状況ではないため、工事金額は設計士による概算となります。正式な工事費は見積が出ましたらこちらで報告いたします。

【目標金額】

5,000万円

【使用目的】

お食事処・釣り桟橋再建に使用します。

本クラウドファンディングはALL-IN形式で行われます。
目標金額に満たない場合もクラウドファンディングは成立となり、集まった金額に応じて当初プロジェクトに沿った内容を実行いたします。
目標金額を超えて集まった場合は別途活動報告などを通じて使途のご案内をいたします。
刻々と変わる状況に鑑みて、ページ内記載のプロジェクト内容が変更、遅延する場合もございますが、支援金の返金は行われませんのでご理解のほどお願い致します。
一方で、完全に中止となった場合は返金致します。

支援金のリターン

【百楽荘 応援コース】

3,000円コースは、ご希望者のみ、HPにお名前を記載させていただきます。
10,000円コース以上は、ご希望者のみ、HPと復興を記念して設置する寄附者銘板にお名前を記載させていただきます。

3,000円 / 10,000円 / 50,000円 / 100,000円 / 300,000円 / 1,000,000円 / 5,000,000円

※ 別途システム利用料がかかります。詳しくは『支援者システム利用料とは』のページをご覧ください。

【百楽荘ご宿泊券コース】

能登百楽荘、または金澤百楽荘で利用いただけるご宿泊券となります。

10,000円
百楽荘ご宿泊券1万円分
50,000円
百楽荘ご宿泊券5万円分
100,000円
百楽荘ご宿泊券10万円分
300,000円
百楽荘ご宿泊券30万円分
1,000,000円
百楽荘ご宿泊券100万円分
5,000,000円
百楽荘ご宿泊券500万円分

※ 別途システム利用料がかかります。詳しくは『支援者システム利用料とは』のページをご覧ください。

※ ご宿泊券は、能登百楽荘は2025年7月末まで、金澤百楽荘は2024年8月末までの期間でご利用いただけます。

代表ご挨拶

この度は、旅館復興クラウドファンディングに関心を頂き、このページにお越し頂きました事に心より御礼申し上げます。

私たち百楽荘は創業90年、この度能登地震で被害を受けた「能登九十九湾百楽荘」から始まり、現在は「金沢湯涌温泉百楽荘」と2館の旅館運営を行っております。

昨年までの数年間は、新型コロナの影響で大きな打撃をうけましたが、お陰様でなんとか乗り越え、ようやくたくさんのお客様にお越し頂けるようになったと安堵していたところでした。
そこに昨年5月の震度5強の地震によりお客様が大きく減少しました。
それから一年も経たずこの度の能登地震において、当館をはじめ能登地域全体が甚大な被害を受けてしまいました。

現在の地域・インフラの壊滅的な状況を考えると、また以前のように安心して皆様に能登観光にお越し頂くようになるには、長い期間が必要と思われます。

当館では新型コロナ以降、長期間続くお客様減少の起爆剤として、昨年12月より20年ぶりに洞窟風呂の全面改装を行っておりましたが、そちらの工事再開の目途も立っておりません。
様々な状況が重なり、私たちだけで今回被害を受けた施設の再建を行うのは非常に厳しい状況で、皆様のご支援を仰ぎ、奥能登の「豊かな自然」「美味しい海の幸」をお楽しみ頂ける施設の再建をしたいと考えております。

皆様のお力添えをお願いし誠に恐縮ではございますが、何卒ご支援をお願い申し上げます。

令和6年1月31日
 能登九十九湾 百楽荘 当主 萩原 聡彦

ご支援はこちらから